ロケーションから見るストーリーの流れ:「地図なき冒険の始まり」

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「アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり」のロケーション

「アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり」は、2011年12月にPlaystation Vita向けのタイトルとして発売された作品です。開発はノーティドッグではありませんが、監修としてクレジットされていて十分にアンチャーテッドらしい作風になっています。

ストーリーの規模としては「エル・ドラドの秘宝」や「古代神の秘宝」と同じか少し小さいくらいで、国を跨ぐようなロケーションの移動はなく中央アメリカの一地域で物語が展開されます。

古代遺跡

「黄金刀と消えた船団」やそれ以降の作品と同様に、「地図なき冒険の始まり」では冒頭のチャプターで時間軸上の現在を描き、続く数チャプターで過去に遡った話を綴る構成になっています。プロローグでは古代遺跡を進むネイトを迎え撃つべくジェイソン・ダンテが配下の兵士とともに警戒している場面から始まります。ネイトは敵を倒しつつ先を進みますが、RPGで狙われてしまいます。

パナマ

物語は2週間前に遡ります。ネイトはダンテとともにパナマのジャングルに足を踏み入れます。二人はお互いに悪態をつくものの仲は悪くはないといった様子です。ネイトは立入禁止の看板があることを指摘しますが、ダンテは「俺達は特別に許可されてる」と言いつつ裏道を通ってジャングルの奥に進んで行きました。途中、ダンテが設置したはずのロープが切られていて、ロベルト・グエロの仕業ではないかといぶかしみます。グエロはパナマ運河で革命という名目のもとに活動していた軍事組織の元将軍です。

先を進むと複数の石の彫刻がありました。ネイトが木炭をこすって紙に模様を写し取ると、それはかつてこの地に住んでいたクナ族が残したものだと分かりました。

裏道を抜けて立入禁止の看板の向こう側に出ると、ダンテいわく密猟者からの銃撃を受けます。その先には鉄条網が設置してありますが、ダンテがダイヤル錠の番号を知っていたため通ることができました。鉄条網の先には墓地の発掘跡があり、白骨が数多く放置されていました。発掘された兜をみたネイトは、この場に埋葬されたのが16世紀のスペイン帝国兵、いわゆるコンキスタドールであることを突き止めます。

その直後、一人の女性がネイトとダンテの前に姿を現しました。この女性はマリサ・チェイスで、ダンテのパートナーとしてこの土地を調査しています。グエロからの呼び出されたダンテがその場を離れ、残された二人ははマリサとダンテは互いに信頼し合っているわけではないこと、この墓地に眠っていたスペイン兵はクナ族に殺されたわけではないこと、ネイトがダンテに雇われた専門家であることなどを話します。

そして、マリサはダンテが専門家を雇った理由である墓標の前にネイトを連れていきます。この墓標に刻まれているシンボルはこれまで誰も解読することが出来ていませんでしたが、ネイトは何かを察したようでした。その様子を見たマリサは、自身もネイトもダンテに裏切られるであろうことやダンテにも見せていないアミュレットがあることを理由に自分と組むことを提案します。了承したネイトはこの墓標に刻まれたシンボルがスペイン人やクナ族ではなく西ゴート族によって彫られたものであることを明かします。
そのとき、二人はグエロの兵隊による襲撃を受けます。ネイトはマリサに銃を渡そうとしますが、マリサが受けとることを拒否したためネイトが一人で応戦して切り抜けました。その場を離れた二人は、鉱山の入口で放射性物質を示す看板を見つけます。15歳からトレジャーハントをしているというマリサの身体能力に驚きつつ先に進むと、グエロの兵士ではなくダンテの部下が見張りをしていました。

ネイトはいつも通り吊橋にしがみつく目に遭いながらももダンテと乗ってきたジープを目指しましたが、停めた場所にはありませんでした。しかし、マリサが乗ってきた車があるということでそちらに向かったところ、グエロに銃を向けられたダンテが姿を現しました。ダンテはグエロのもとで遺跡の発掘をしていたようで、ネイトは何も知らされていなかったのです。マリサのアミュレットを奪ったグエロの兵士に抵抗したネイトは後頭部を殴打され気絶してしまいました。

パナマ(革命軍の拠点)

ネイトが目を覚ますと荷物を奪われていました。クライミング技術を活かして燃え盛る部屋を出てマリサと合流すると、この火事はマリサが牽制のためにつけた火が燃え広がってしまったとのことです。マリサは逃げ出したもののダンテがまだ捕らえられていることを聞いたネイトはダンテを救出してこの場所を脱出しようとしますが、マリサはアミュレットを取り返すまでは逃げられないと言い出します。

マリサがたどってきた道を戻るようにしてグエロのもとに向かう途中、ネイトはビンセント・ペレスなる人物が発掘品を掘り出すときに使っていたこてを見つけます。

道中、ネイトはダンテとグエロが取引したことを示唆する会話を耳にします。グエロの部屋についたネイトは、大量にある資料についてダンテが集められる量ではないという疑問を感じました。マリサに説明を迫ると、祖父であるビンセント・ペレスが20年前からこの遺跡の調査を取り仕切っていたものの、末期癌と宣告されてからグエロと渡り合える人物を雇ったというのです。それがダンテです。しかし、ぺレスは3ヶ月前から行方不明になっていて、マリサはダンテが祖父を殺して資料を全てグエロに渡したと考えていました。ネイトはダンテは盗人だけど人殺しじゃないと否定し口論になりかけますが、とりあえずこの場は資料を写真に収めて持ち帰ることにします。また、金庫の中にあったアミュレットを取り返すことにも成功しました。

さらに敵陣を突破して先に進み銃を構えたダンテと合流しますが、激昂したマリサがダンテを川に突き落としてしまいます。敵に追われながら進んだ先は断崖絶壁で、そこにグエロが現れました。ネイトは交渉の目がないとみるとマリサを川に突き落としてアミュレットが入ったバックパックをグエロに投げつけ、その隙に自分も川に飛び込みます。川下でネイトはマリサに責められますが、実はアミュレットはバックパックから抜き取っていたのでした。

 ペレスの研究室

ネイトとマリサはぺレスの研究室で話し合います。ネイトは手を引くことを勧めますが、マリサは祖父が追い求めていた謎を明らかにしたいと再び遺跡に向かおうとしていました。ぺレスの資料を見ていたネイトは、スペインの七人の司祭が航海の旅に出て、黄金の七都市を発見し、セテ・シダデスという教団を立ち上げたことを話します。

そして、ぺレスがセテ・シダデスの本拠地を探していたことを突き止めます。状況から見てぺレスはダンテとは関係なく自らの意思で都市を探しに出発したようでした。ネイトとマリサは祖父が向かった先に黄金の七都市があるとみて、ともに後を追います。

これ以降のストーリーは全て中央アメリカのどこかにあるセテ・シダデスの本拠地跡で展開されます。

セテ・シダデスの本拠地跡

遺跡の地下でネイトはペレスが落としたIDカードを拾い、ペレスがここに来ていたことが確実になりますが、後をつけて来ていたグエロの手下に襲撃されます。敵を退け、キメラのギミックを解いて先に進むと七人の司祭の像がある部屋にたどり着きます。そこには400年前に書かれた司祭長マルコス・デ・ニサの日誌とペレスの日誌が残してあり、ネイトはマルコスが本当に黄金の七都市の一つであるシボラを発見したのではないかと推測します。日誌の内容をヒントに像のパズルを解いて歩を進めた先にはペレスの遺体がありました。すぐ近くの棺には探し求めていたステファノの剣があり、ペレスはあと一歩のところで命を落としていたのです。

祖父の遺志を継いでステファノの剣に彫ってあったシンボルを頼りに先に進むとダンテとグエロが待ち受けていました。マリサはグエロに捕まり、ネイトはステファノの剣を渡します。不承不承ながら、グエロに対する陰口を聞かれて見放されたダンテとともに遺跡内を進み、再びグエロと対峙します。ネイトとダンテの頭上には爆弾が仕掛けてあり、マリサはネイトを救うかわりにグエロに協力することを約束しますが、グエロは去り際にタイマーのスイッチを入れていきます。爆発から逃げた先にはマリサが吊されていて、助けを求めています。

マリサを追うもののマリサはトラックで連れ去られてしまいました。手がなくなったネイトはダンテと口論になり、ついに袂を分かちます。ダンテに「サリーに泣きつけよ」と言われたネイトは独り言のように「サリーは必要ない」と反論します。

サーペントジャングル

バーでネイトはサリーに助けを求めます。ネイトは写し取ってあったステファノの剣に刻まれていた絵を解読し、マリサを拘束しているグエロが向かっている先を突き止めました。そこはサーペントジャングルと呼ばれる場所で、そこにあるサーペント寺院が黄金の七都市の一つでありセテ・シダデスの本拠地でもあったシボラの入口だと推定し、グエロの軍隊と正面衝突することを避けるため川から向かうことにしました。

ボートを漕いで川を進みますが、ネイトが地図を逆さまに見ていたという痛恨のミスを犯して滝に落ちそうになるのをかろうじて回避し、アンチャーテッドシリーズで唯一となるサリーを操作してグエロの軍隊を倒して進むとボートが浸水し、カヌーが沈んでしまいますが何とかシボラの入り口に到着します。

サーペント寺院の分院

山腹にある遺跡に入った二人はグエロの部下を倒しつつ巨大な蛇の像が祀ってあるサーペント寺院の分院に到着します。途中、サリーが軽い高山病になりながらも外壁をつたって分院の頂上に上ると、サーペント寺院を発見することができました。直後、新型のヘリコプターが飛んできたことをサリーに指摘されたネイトは傭兵を雇ったダンテが来ていることを察します。

サーペント寺院に向かう途中、道が崩れた場所を通るときにネイトは得意のジャンプで何とか渡り切りますが、サリーはジャンプしたものの対岸に届かず落下してしまいます。急いでサリーのもとに向かうと、サリーは葉巻をふかしていましたが足を怪我していました。サーペント寺院のふもとに着いたとき、サリーは足手まといになると言って戦線離脱し、逃走手段の確保に移ります。

サーペント寺院

先に進むとプロローグのシーンに戻ります。部下に指示を出しているダンテを目にしたあとにRPGで狙われますが間一髪で躱し、ついにサーペント寺院の入口にたどり着きます。中に入るとダンテが部下からグエロの軍に関する報告を受けています。ダンテとグエロが敵対していて、ネイト陣営を含めた三つ巴の状態になっていることが明らかになりました。

寺院内部を進むとグエロがいて、黄金があれば革命が続くと部下に指示を出しています。その先では「神の門」を爆破しようとしているグエロの部下とマリサが口論していて、撃たれそうになったマリサが逃げ出します。ネイトは追っ手を倒してマリサと合流することに成功しました。神の門にマリサのアミュレットを嵌め込み錠を解くと門が開き、ついにシボラに足を踏み入れることになります。

シボラ

二人でシボラ人の亡骸を横目に先を進むと、地下に氷河が溶けた湖がありました。400年前のカヌーで湖を渡り扉を開けると、金の鉱脈が壁一面に広がる空間があり、さらにシボラの玉座を発見しました。玉座に座っている人物は剣で一突きにされており、その剣を調べるとセテ・シダデスのマークがありました。マルコス・デ・ニサがここにいた証拠です。そのとき神の門で音がして、ネイトとマリサが撤退しようとするとマリサが持っていたグエロの荷物に入っていたガイガーカウンターを作動させてしまいます。それを見たネイトはシボラの黄金が放射性物質であるということを察しました。その直後、兵士を従えたダンテが現れガイガーカウンターを奪って一際反応する偶像を手に取ります。ネイトとマリサはその偶像を持ち帰ると大きな影響が出ると説得しますが、ダンテは全く耳を貸しません。市中の人を顧みないダンテの態度に業を煮やしたネイトはダンテに襲い掛かり、一対一の勝負で決着をつけます。

神の門に戻ったネイトとマリサはグエロの爆弾でシボラを封印しようとしますが、ネイトはグエロとダンテの部下が生き埋めになってしまうことに躊躇して起爆スイッチを押せません。しかし、祖父のような犠牲を出すべきではないというマリサがスイッチを押し爆発させます。崩壊するシボラを脱出する途中、グエロが放ったRPGが直撃した柱にマリサの足が下敷きになってしまいます。グエロは「敗北は不名誉」とする哲学を持っていて、黄金を手に入れることができないと悟り、革命を続けられない自分に生きる価値がないとしてネイトを道連れにしようとしていたのです。ネイトは身を隠しつつグエロの背後に忍び寄り白兵戦を仕掛けます。

橋とともに落ちたグエロを見送り、ネイトはマリサを救出し二人で脱出しようとするものの道がありません。そこにロープを持ったサリーが現れ、三人で脱出することができました。

サリーがガソリンが足りるか見てくるといって席を外し、ネイトは荷物の傍らにあったアミュレットをマリサに渡します。しかし、マリサはシボラを封印したマルコス・デ・ニサが正しかったとしてアミュレットを放り投げるのでした。よろけたマリサをネイトが支え、良い雰囲気になったタイミングでサリーが戻って来てエンディングとなります。

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