トランスジェンダーはアビーではなくレブ:「The Last of Us Part II」

Part II
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アビーではなくレブがトランスジェンダー

前回の記事で、アビーはトランスジェンダーではないという結論を出しました。

一方で、The Last of Us Part IIにはトランスジェンダーであると考えられるキャラクターが登場しています。アビーと敵対するセラファイトに属しているレブです。

レブがセラファイトから追われることになった理由

レブは姉のヤーラとともに自らが所属している組織であるセラファイトから迫害を受ける立場になりましたが、その理由はレブが女性なのに頭を剃ったことでした。それはセラファイトの掟を破ることでもあったようです。なぜ頭を剃ったのかという理由は本人もはっきりとは説明できないようでしたが、姉のヤーラによると「レブは兵士になりたかったにも関わらず、長老の一人に嫁ぐことを指示された」からです。

ヤーラが兵士であったり敵として遭遇するセラファイトの兵士に女性がいるように、セラファイトは女性が兵士になれないわけではありません。一方で、セラファイトの男性兵士は一様にスキンヘッドでした。

レブは、自分が兵士になりたかっただけではなく男性の兵士として扱われたかったから頭を剃ったのではないでしょうか。つまり、レブは性自認が男性なのです。

レブの性自認が男性である根拠

日本語版ではレブの一人称が「僕」と訳されているので分かりやすいですが、他にもレブの性自認が男性である根拠として、アビーがレブのことを三人称で”him”と呼んでいることが挙げられます。

レブの生まれついての性別は女性であり、女性として呼ぶなら”her”になるはずです。アビーもレブの性自認を受け入れて男性として接しているのではないでしょうか。

また、「レブ」という名前も性自認が男性であることの根拠になるかもしれません。セラファイトのメンバーはレブのことを「リリー」と呼んでいました。

レブの本名(生来の名前)がリリーで、男性であると自認し丸坊主にしたときから男性名としてレブと名乗っている可能性が考えられます。作中では、本人からどこまで聞いているかと問われたアビーが「セラファイトがレブのことをリリーと呼んでいた」ということを答えてから、ヤーラがセラファイトに追われる立場になった経緯を話し始めました。名前が変わっていることに大きな意味があることが伺えます。

作中の描写として挙げられる根拠だけではなく、制作上の観点からもヒントがあるかもしれません。レブのアクターを務めたイアン・アレクサンダーは2014年に自身がトランスジェンダーであることを公表しているようです。

とはいえ、アビーのアクターを務めたローラ・ベイリーは白人女性で、「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」において黒人女性であるナディーンを演じています。そのため、少なくとも「海賊王と最後の秘宝」制作時のノーティドッグがアクターとキャラクターの人種やパーソナリティを一致させていたわけではありません。ですが、今作がポリコレに配慮した作風であることを考慮すると、作中のレブと演じたアクターのパーソナリティが同じという可能性も十分にあり得るのではないでしょうか。

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